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  • 執筆者の写真shigeyuki sato

間違いだらけの外反母趾対策

更新日:2023年12月19日

こんにちは!


マッサージはりきゅう院saccharon


佐藤です


今週から急に冷え込むようですが、


お身体はいかがでしょうか?



自分的には寒暖差が大きく、身体がついていけません…



急に寒くなったりすると交感神経が優位になったまま過ごすことが多くなるので


筋肉の高緊張状態が続くき、頭痛・肩こりが起こりやすいです。


いわゆる自律神経の乱れからくる病気ですね。


ですので、フリーの時間はスマホを見るのではなく


少し長めに湯船に浸かったりするのもいいですね


なるべくリラックスできる環境を作り、副交感神経優位の時間を意識して作りましょう!



さて、今回は


『外反母趾』


についてです。



外反母趾


一度は聞いたことのあるワードだとは思いますが


この外反母趾、海外の足病学では足のある部分が原因の一つとされています。


そこでまずは、今まで日本で当たり前に行われている


間違った外反母趾対策を毎月お渡ししているニュースレターの内容から一部引用しながら紹介してきます。


あなたはこんな間違いしていませんよね?



1、痛い箇所に当たらないように大きめの靴を履く

2、サポーターで親指を逆側に引っ張っている

3、今は痛みがないのでとりあえず放置している


これら全て間違った対処法なのです!


特に


1、痛い箇所に当たらないように大きめの靴を履く。


というのが一番多く、


「横幅が大きめで痛くないから」と間違ったシューズを履いているうちに


さらに外反母趾が増悪されていきます。



2、サポーターで親指を逆側に引っ張っている。


「外反母趾 サポーター」


とGoogle先生に聞くと下の画像のようなサポーターがいっぱい出てきます




外反母趾サポーター


外反母趾矯正装具


足趾サポーター


これらの外反母趾の矯正装具(サポーター)は実は外反母趾対策としては「あまり効果的ではない」


とオーストラリアの足病医の先生が言っていました。


外反する母趾のMTP関節部分を内反方向に持っていくことは根本改善にはならない


ということです。←自分も驚きました



3、今は痛みがないのでとりあえず放置している。


これは、今すぐにでも何かしらの対処をした方が良いと考えます。


将来的に母趾のMTP関節部分に痛みが出てきたり、


母趾の外反が悪化していく可能性しかありません。


どちらにせよ、放置による自然治癒はなく、進行してしまうからです。


自分の何が原因で外反母趾になっているのか、


今のうちに対処できることはないのか、


しっかりと理解しておくことが大切です。




そもそも、外反母趾の原因としては


・自分の足に合ってないウィズ(横幅)のシューズを履いている


・足部の過回内


・足部固有筋


・関節リウマチなどの自己免疫疾患


などが挙げられます。(その他複合的要因がありますが)


そこで外反母趾サポーターとしての役割として考えてみると


・母趾MTP関節の内反誘導?


・HV角度改善する?



HV角


が挙げられますでしょうか?



ここで、外反母趾はそもそもどういうものなのか書いてみます。


・母趾のMTP関節が小趾側に曲がること


・HV角の度合いで重症度が変わる

(軽度:20〜30度、中等度:30〜40度、重度:40度以上)


・外反母趾には3つの型がある

(適合型、偏位型、亜脱臼型)


・圧倒的に中高年の女性に多い


・放置すると変形が進行することがあっても自然治癒することはない


・足がエジプト型の人は要注意


・扁平足や開帳足の人も要注意


から一部引用


このページをみると


外反母趾サポーターについて書かれていまして、


そこには


「外反母趾矯正装具は3〜7度程度改善する効果が期待できるが確実ではない」


と記載がありました。


なぜ「確実ではない」


と記載があるのかというと、エビデンスが不十分だからだそうです。


実際に


「外反母趾 サポーター 論文」


と検索しても、


後足部の評価の重要性、

第一中足骨の内反による母趾MTP関節内側の隆起(バニオン)、

外反母趾に対して内側アーチ低下に対するインソールは効果的、


などはありましたが、


外反母趾矯正装具に関する論文は見つけられませんでした。


そのことから、


外反母趾矯正装具(サポーター)は不確実性な処方法だと言えます。



よって、


外反母趾の正しい対処法としては


・正しい足部の評価


・正しいシューズ・インソールを履く


・正しい足部のエクササイズ


※もちろん、第一選択肢は整形外科ですが…


外反母趾でお困りの方はぜひ一度、自分の足の状態を検査してみませんか?




PS.

実際に患者さんの中にガポガポのシューズをを履いている方がおられました。


「痛くないから」とその大きめの靴を履き続けることで、


足部の過回内を助長させ、外反母趾はさらに痛みを増し、


足のウィズ(横幅)が大きくなっていました。


そのため余計に履ける靴が選べなくなっていっていき、


「自分に合う靴」を見つけることを諦めてしまいました。



そんな中、肩こりが気になって当院にたまたま来院されたところ


足のサイズ計測をして、その患者さんに合ったシューズとメディカルインソールを提案させていただいたところ、


『自分に合ったものが見つかってよかった!』


とものすごく喜んでいただけましたし、自分も嬉しかったです!


もしあなたが外反母趾で困っているのであれば、

ぜひ一度当院にご来院してはいかがでしょうか?



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マッサージはりきゅう院saccharon(サッカロン)

〒481-0041 愛知県北名古屋市九之坪東町4-5 TMビル 2F

代表 佐藤 重之(サトウ シゲユキ)

TEL:050-3142-9091



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